5月30日【こころのケア班:32日目】
本日は活動は巡回と最終のご挨拶、引き継ぎを主としての活動になりました。
午前:リアスホールにて 診療(0件)、引継ぎ、報告書作成、資料のコピー、リアスホール内巡回し最後の挨拶、保健所資料提出、カメリアホール巡回 館長に最後の挨拶、大船渡北小学校仮設住宅訪問 1件(O様に記念の写真をプレゼントする)

【診療所内で資料作成と撤退準備をするメンバー】
午後:
①県立大船渡病院脳外科部長(救急部部長)山野目先生に報告(県立大船渡病院にて)
消防署職員の診察結果について報告書をお渡しする。山野目先生の考える陸前高田市と大船渡市の医療構造について資料をいただく(理事長と村田が出席) 他スタッフは昼食
②大船渡保健所長 鈴木宏俊氏 保健所にてご挨拶、ボランテイア班、医療班の活動報告のみをお渡しする
③大船渡市 戸田公明市長にご挨拶(市役所)
ボランテイア班、医療班の活動報告書、及び理事長報告書を提出。大船渡消防署職員こころのケアー報告書をお渡しする。市長より5月27日現在の被害状況及び5月28日付け震災復旧・復興 報告・意見書を頂き説明を受ける。
更に 茨城県坂東市にある「慈光学園」から千羽鶴
生徳診療所のメンバーさんからの千羽鶴、
ボランティアメンバーでの寄せ書きポスターをお渡しする。

【右から3番目大船渡戸田市長、右から4番目秀峰会中村理事長、千羽鶴とポスターをお渡しする】
④こころのケアチームに引き継ぎ(保健・介護センターにて)
県精神保健福祉センター保健師、国立アルコール久里浜病院、沖縄県チーム、愛知ネット(臨床心理士チーム)へ相談者一覧を提出し継続フォローを要請し、また注意点やケースについて説明する。

【こころのケアチームミーティング風景】
⑤全体ミーティング
本日の活動報告報告。秀峰会が本日で撤退となる。皆様にご迷惑をお掛けしたことについて謝罪と共に感謝を述べると、この場にいた全ての方々から、1ヶ月間お疲れ様でしたと、拍手で送られる。
理事長の挨拶と共に壮大な拍手が起きた。とても嬉しく感動でした。
「秀峰会の活動が少しはお役に立てたのかと思う瞬間でした。」(村田)

【全体ミーティング風景】
その後 久里浜病院の先生より、消防署員に行ったアンケート調査などの方法について、参考にさせて欲しいと申し出があり、理事長が説明、アンケートの資料などをお渡しした。地元保健所担当より、今後について大船渡消防団員の方々や、市役所の方々にもストレスチェックや面談を行いたいと提案があった。
「今後の大船渡保健所管轄の更なるメンタルヘルスケア(こころのケア)活動に期待と活躍を信じ、約1ケ月の活動を終了させていただくことになりました。相手の方の心に寄り添うためにこの被災地に来れた事は被災された方々を少しでも理解することができ、その上で初めて寄り添う事が出来たのではないかと感じました。行動や思いを共にした行政の皆さん、各医療チームの方々、もちろん秀峰会の仲間たち、そして何よりも苦しい避難生活をされている方々、本当にありがとうございました。」(村田)

【ミーティング場所のボランティアセンターでは自衛隊の方々の炊き出しも…ご苦労様です。千人分のご飯だそうです、ビックリです】

【支援期間中、宿泊先から大船渡市まで毎日この道のり通り(約2時間 約80キロ)峠を越してきました。4月下旬当初はこんなにも緑は生えていませんでした。気がつくと緑が豊かになり力強さを感じます。日本の緑は最高です】
【メンバーのコメント(一部抜粋)】
夜の法人ミーティングでは、メンバー全員が毎日のように涙を流し、自分の胸中(被災者の方々より聞いた話、見たもの、感じた事)を語り、感謝・感動の言葉が…
自信がないことで一歩ふみだせないことがあり、できない事ややれない事があった。今回来るのも凄く恐かった、話すのも恐く、今回のみなさんの姿をみて聞くことができ、必死で頑張る事、見返りではなく何が一番いいのかをみなさんに教えてもらうことができた。理事長先生から傷つけてもいいから近づいていけるのがいいんだよというのが一番の収穫で、自分のできることを必死でやっていきたいな、そこで感じる思いは、みなさんが経験されたことに通じるのかなと。職場で補う、経験できるようにがんばりたいなと思いました。理事長先生、このメンバーだったから感じられたことがあり、ありがとうございました。(臨床心理士:楠木)

リアスホールでカルテ整理をさせて頂いたり、市役所、保健所、カメリアホールへ行きました。カルテを通じて、眠れない、色々な不安があること、ご年配の方や色々な方が、不安をもたれたり。最後の全体ミーティングに参加させて頂いて、必要なケアを話し合うことがあったが、自分の来た意味を考えていたが、小さなパイプ役になれていたらいいなと思いました。
市長さんが1人じゃないから平常心でいられるんですと話されていて、本当は3月11日は谷底に落とされた気持ちだったがと。色々震災がある中で、1人じゃない皆がいるという言葉を聞いてとても感動しました。人は1人じゃ生きられないなと思ったり、みんなでだから乗り越えられたんだと思って。今回、理事長先生初め、みなさんと出会えたことが本当に良かったし、今後の糧にしていきたいと思いました。(看護師:佐藤)

自分の考え方。美味しいものが食べられて、屋根がある部屋に入れて、自分のものが自分のものであることが当然だというのが、幸せな環境にいるという認識をさせられたという思いがひとつ。けして人を信用しないという人間ではないが、誰かを信頼して、やる。信頼はすごく時間を作って作るものかと思っていたが、相手を思いやる気持ちがお互いあって、短い時間でもできるものなんだと思いました。沖縄県のチームの方から話しかけられて、オレンジの方いっぱいですねと言われた。ケースワーカー、OT、事務、医師、心理、こころのケアなのに、色々な職種がこられてすごいですねといわれて、自分の病院を誇らしく思えた。(精神保健福祉士:斉藤)
午前:リアスホールにて 診療(0件)、引継ぎ、報告書作成、資料のコピー、リアスホール内巡回し最後の挨拶、保健所資料提出、カメリアホール巡回 館長に最後の挨拶、大船渡北小学校仮設住宅訪問 1件(O様に記念の写真をプレゼントする)


【診療所内で資料作成と撤退準備をするメンバー】
午後:
①県立大船渡病院脳外科部長(救急部部長)山野目先生に報告(県立大船渡病院にて)
消防署職員の診察結果について報告書をお渡しする。山野目先生の考える陸前高田市と大船渡市の医療構造について資料をいただく(理事長と村田が出席) 他スタッフは昼食
②大船渡保健所長 鈴木宏俊氏 保健所にてご挨拶、ボランテイア班、医療班の活動報告のみをお渡しする
③大船渡市 戸田公明市長にご挨拶(市役所)
ボランテイア班、医療班の活動報告書、及び理事長報告書を提出。大船渡消防署職員こころのケアー報告書をお渡しする。市長より5月27日現在の被害状況及び5月28日付け震災復旧・復興 報告・意見書を頂き説明を受ける。
更に 茨城県坂東市にある「慈光学園」から千羽鶴
生徳診療所のメンバーさんからの千羽鶴、
ボランティアメンバーでの寄せ書きポスターをお渡しする。

【右から3番目大船渡戸田市長、右から4番目秀峰会中村理事長、千羽鶴とポスターをお渡しする】
④こころのケアチームに引き継ぎ(保健・介護センターにて)
県精神保健福祉センター保健師、国立アルコール久里浜病院、沖縄県チーム、愛知ネット(臨床心理士チーム)へ相談者一覧を提出し継続フォローを要請し、また注意点やケースについて説明する。

【こころのケアチームミーティング風景】
⑤全体ミーティング
本日の活動報告報告。秀峰会が本日で撤退となる。皆様にご迷惑をお掛けしたことについて謝罪と共に感謝を述べると、この場にいた全ての方々から、1ヶ月間お疲れ様でしたと、拍手で送られる。
理事長の挨拶と共に壮大な拍手が起きた。とても嬉しく感動でした。
「秀峰会の活動が少しはお役に立てたのかと思う瞬間でした。」(村田)

【全体ミーティング風景】
その後 久里浜病院の先生より、消防署員に行ったアンケート調査などの方法について、参考にさせて欲しいと申し出があり、理事長が説明、アンケートの資料などをお渡しした。地元保健所担当より、今後について大船渡消防団員の方々や、市役所の方々にもストレスチェックや面談を行いたいと提案があった。

「今後の大船渡保健所管轄の更なるメンタルヘルスケア(こころのケア)活動に期待と活躍を信じ、約1ケ月の活動を終了させていただくことになりました。相手の方の心に寄り添うためにこの被災地に来れた事は被災された方々を少しでも理解することができ、その上で初めて寄り添う事が出来たのではないかと感じました。行動や思いを共にした行政の皆さん、各医療チームの方々、もちろん秀峰会の仲間たち、そして何よりも苦しい避難生活をされている方々、本当にありがとうございました。」(村田)


【ミーティング場所のボランティアセンターでは自衛隊の方々の炊き出しも…ご苦労様です。千人分のご飯だそうです、ビックリです】



【支援期間中、宿泊先から大船渡市まで毎日この道のり通り(約2時間 約80キロ)峠を越してきました。4月下旬当初はこんなにも緑は生えていませんでした。気がつくと緑が豊かになり力強さを感じます。日本の緑は最高です】
【メンバーのコメント(一部抜粋)】
夜の法人ミーティングでは、メンバー全員が毎日のように涙を流し、自分の胸中(被災者の方々より聞いた話、見たもの、感じた事)を語り、感謝・感動の言葉が…
自信がないことで一歩ふみだせないことがあり、できない事ややれない事があった。今回来るのも凄く恐かった、話すのも恐く、今回のみなさんの姿をみて聞くことができ、必死で頑張る事、見返りではなく何が一番いいのかをみなさんに教えてもらうことができた。理事長先生から傷つけてもいいから近づいていけるのがいいんだよというのが一番の収穫で、自分のできることを必死でやっていきたいな、そこで感じる思いは、みなさんが経験されたことに通じるのかなと。職場で補う、経験できるようにがんばりたいなと思いました。理事長先生、このメンバーだったから感じられたことがあり、ありがとうございました。(臨床心理士:楠木)

リアスホールでカルテ整理をさせて頂いたり、市役所、保健所、カメリアホールへ行きました。カルテを通じて、眠れない、色々な不安があること、ご年配の方や色々な方が、不安をもたれたり。最後の全体ミーティングに参加させて頂いて、必要なケアを話し合うことがあったが、自分の来た意味を考えていたが、小さなパイプ役になれていたらいいなと思いました。
市長さんが1人じゃないから平常心でいられるんですと話されていて、本当は3月11日は谷底に落とされた気持ちだったがと。色々震災がある中で、1人じゃない皆がいるという言葉を聞いてとても感動しました。人は1人じゃ生きられないなと思ったり、みんなでだから乗り越えられたんだと思って。今回、理事長先生初め、みなさんと出会えたことが本当に良かったし、今後の糧にしていきたいと思いました。(看護師:佐藤)

自分の考え方。美味しいものが食べられて、屋根がある部屋に入れて、自分のものが自分のものであることが当然だというのが、幸せな環境にいるという認識をさせられたという思いがひとつ。けして人を信用しないという人間ではないが、誰かを信頼して、やる。信頼はすごく時間を作って作るものかと思っていたが、相手を思いやる気持ちがお互いあって、短い時間でもできるものなんだと思いました。沖縄県のチームの方から話しかけられて、オレンジの方いっぱいですねと言われた。ケースワーカー、OT、事務、医師、心理、こころのケアなのに、色々な職種がこられてすごいですねといわれて、自分の病院を誇らしく思えた。(精神保健福祉士:斉藤)

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